画像 by VuBui91
ティラノサウルスレックスと比べると細くて咀嚼力の弱い顎を持っていたカルカロドントサウルスですが、どのようにして狩りをしていたのでしょうか。
死ぬまで見届けます
T.レックスの顎は骨をも砕きます。肉を食べるときは骨ごとゴリゴリいけます。それに対してカルカロドントサウルスの顎では骨を砕くことはできません。これには両者の狩りの違いが表れています。
T.レックスのイメージとして、草食恐竜を追いかけて噛みついて暴れる草食恐竜を力で抑え込んで噛みちぎって殺してムシャムシャボリボリ。というイメージがあると思います。実際にそういう狩りをしていたと思います。(T.レックスには腐肉食、いわゆるスカベンジャー説もあります)
つまりT.レックスは自分の力で相手の息の根を止めるのです。一瞬で仕留めます。
カルカロドントサウルスはそんなことはしません。狩りの仕方は次の通りです。
①噛みついて出血させる
②相手は逃げる。追いかけるけど、とどめは刺さない
③しばらく②を続ける
④相手が出血多量で歩けなくなる。まだ待つ
⑤相手は死ぬ。食べる
これがカルカロドントサウルスの狩りの仕方だと言われています。カルカロドントサウルスは顎の力が弱いのでT.レックスのように、暴れる相手を無理やり押さえつけることができないのです。
この狩りの仕方どうなの?カッコ悪い。相手がかわいそう。と思うかもしれませんが、カルカロドントサウルスはT.レックスと違って自分よりも大きな恐竜を相手に狩りをしていた可能性もあり、この方法は理にかなっていたのかもしれません。