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spinosaurus スピノサウルス

メインの食事は魚!?

Posted on 2020年4月14日2020年5月7日

画像 by RAPHTOR

肉食恐竜の食事と聞くと、他の大型草食恐竜を襲って、噛みついて、ぶん回して、殺した後に、肉を食いちぎってむしゃむしゃむしゃ・・・。そんなイメージがありますよね?

スピノサウルスは違います。陸上よりもむしろ水中を主な狩場にしていました。生活のほとんどを水の中で過ごしていたとも言われています。

オンコプリスティス大好き

同時期の北アフリカの沼や川にはオンコプリスティスという体長8メートルほどの巨大なノコギリエイが生息していました。

スピノサウルスはこのオンコプリスティスを捕食ほしょくしていた証拠が見つかっています。

Onchopristis
by Herschel-Hoffmeyer

2005年に発見されたスピノサウルスの歯にオンコプリスティスの背骨が挟はさまっていました。さらに、2008年には、オンコプリスティスの棘とげが刺ささったスピノサウルスの顎あごが発見されています。

ちなみにこのオンコプリスティスという言葉は、声に出すと気持ちのいい言葉ですので、音読することをおすすめします。オンコプリスティス、オンコプリスティス、オンコプリスティス。私はこれを連呼して妻に怒られたことがあります。

余談よだんですが、オンコプリスティスの棘とげはオークションなどで売っています。値段は数千円くらいからありますので、欲ほしい人は買ってみてはいかがでしょうか。

鼻先はなさきで水圧すいあつを感知かんちして探知たんちするランチ

2008年、研究者はスピノサウルスの頭骨をCTスキャンしました。その結果、口の先に多くの穴があるのが見つかりました。これは現生の鰐わにに似た特徴とくちょうで、ここに感覚器官かんかくきかんが集中していたと考えられます。

また、スピノサウルスの鼻の穴は口先ではなく、頭に近いほうにあります。

つまり、口先を水中に入れたまま鼻で息をし、口先の感覚器官で水圧を検知けんちすることで水中の魚の動きを察知さっち。獲物えものを見つけてガブリ。これがスピノサウルスの狩りの仕方ではないかと考えられています。

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